電子書籍を日々読んでいれば、誰しも一度や二度くらい、特定のページに感動した経験があるでしょう。
中にはスクリーンショットなどを使って、そのページだけ保存しておきたいと考える人もいるかもしれません。
そこで今回は、大手電子書籍サービス「Kindleストア」を例に挙げ、電子書籍のスクリーンショットに関する規定を紹介します。
電子書籍のスクリーンショットについて知りたい人は、本記事を参考にしてください。
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目次
電子書籍のスクリーンショットは違法ではない!
結論から言うと、電子書籍は全て自由にスクリーンショットを行えます。
なぜなら、私的使用の範囲において、著作物の複製は法律で認められているからです。(著作権法第30条)
もちろん、スクリーンショットを撮るうえで、事前に権利者や運営の許可を得る必要もありません。
お気に入りの1ページを手元に残したい、というだけの目的であれば、ぜひ気軽にスクリーンショットを活用してみてください。
電子書籍のスクリーンショットで注意すべき4つのこと!Kindleストアを例にして解説
電子書籍のスクリーンショットが無条件で認められるのは、あくまでも私的利用を目的とする場合のみです。
取得した画像を商品化したり、SNSなどで不特定多数に公開したりすると、著作権法違反で訴えられる恐れがあります。
以下で詳しく見ていきましょう。
注意点①:営利目的で利用はNG
電子書籍のスクリーンショット画像を、著者や出版社の許可なく営利利用してはいけません。
営利利用とは、主に画像をプリントした物品を販売したり、アフェリエイトサイトで画像を公開し広告収入を得たりといった用法を指します。
様々な種類がある著作権違反の中でも、営利利用は特に訴訟例の多い行為なので、くれぐれも軽い気持ちで手を出さないようにしてください。
注意点②:SNSなどの投稿はNG
SNSを利用していれば、漫画などのスクリーンショットが掲載された投稿を見かける機会は少なくないでしょう。実はこれも、立派な著作権侵害にあたります。
現状は違反者の数が多く、取り締まろうにもキリがないことから、ひとまず放置されているだけに過ぎません。
権利者に告発されれば確実にアウトなので、過去に電子書籍のスクリーンショットを投稿したことのある人は、すぐにでも削除しておくよう心がけてください。
注意点③:アイコンにするのはNG
SNSや動画サイトには、漫画のキャラなどをアイコンにしているユーザーが多く存在しますが、これも著作権侵害です。
こちらも取り締まりは進んでいませんが、いざ告発された際、スクリーンショット画像のアイコン使用は、単純な画像投稿に比べてより重い処分を課せられる恐れがあります。
なぜなら、アイコン用に画像著作物を切り抜く行為は無断転載のみならず、同一性保持権(著作物を無断で改変されない権利)なども同時に侵害しているからです。
注意点④:共有した家族・友人が何らかの方法で拡散するのはNG
著作権法に定める「私的利用」には、家族や友人などとの共有も含まれます。
仲間内で本の貸し借りをした経験のある人はかなり多いかと思いますが、これは法的に何の問題もありません。
電子書籍のスクリーンショット画像に関しても同様です。
ただし、共有相手が不特定多数に向けて画像を拡散した場合は、その人に画像を提供したあなた自身も著作権法違反の罪に問われる恐れがあります。
他者の著作物を家族以外の人と共有するのは、よほど信頼できる相手でない限りやめておいた方がいいでしょう。
関連記事家族で電子書籍アカウントを共有する方法【違法ではありません】
まとめ:電子書籍のスクリーンショットは違法ではない!
本記事では、電子書籍でスクリーンショットをしたい人向けに、法律上気をつけるべき点を解説しました。
簡単にまとめると、スクリーンショットそのものは問題ありませんが、商品化やSNS投稿などで不特定多数に広めるのは著作権法違反となります。
なお、Kindleなどの電子書籍ビューワーには、指定したページにすぐ移動できる機能があります。
そのため、お気に入りのページを見返すうえで、スクリーンショットは必ずしも必要ありません。
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