【最新版】「DMMブックス」VS「eBookJapan」10項目で徹底比較

DMMブックスとeBookJapanは、いずれもサービス開始から15年以上経っている老舗の電子書籍サービスです。

「毎日¥0」をはじめとしたお得なサービスが多いDMMブックスに対し、eBookJapanは「背表紙表示」や「三段送り」といった豊富な機能が特長。

電子書籍サービスとして総合的にどちらが優れているか、今なお明確な結論は出ていません。

また、いずれのサービスも歴史の長さゆえ、後発の漫画アプリに知名度を奪われつつあるのが現状です。若年層の中には、DMMブックスとeBookJapanをどちらも知らない、という方もいることでしょう。

そこで本記事では、DMMブックスとeBookJapanのサービス内容を10項目で比較し、それぞれどういう人におすすめなのかを解説します。

「DMMブックスとeBookJapan」はこんな人におすすめ

まずはDMMブックスとeBookJapanについて、それぞれどういうニーズを持つ人におすすめなのかを解説します。

DMMブックスがおすすめの人

こんな人におすすめ

  1. 話題の新刊を1日でも早く読みたい人
  2. 無課金要素よりも、課金に対するポイント還元等の見返りを重視する人
  3. 比較的古い世代のデバイス(PC・スマホ等)を使っている人
  4. 口座振替やコンビニ支払いなど、現金での課金を想定している人

DMMブックスとeBookJapanのうち、DMMブックスがおすすめなケースは上記の通りです。

DMMブックスは87万冊以上のラインナップに加え、4,000作品以上を先行配信しているのが魅力です。

また、各種キャンペーンのポイント還元率が高いのも大きな強み。

話題の新刊を読み漁る人、あるいは作品単位でまとめ買いする機会の多い人にとって、DMMブックスはこの上なくコスパの高い電子書籍サービスといえるでしょう。

eBookJapanがおすすめの人

こんな人におすすめ

  1. 1タイトルでも多くの作品を無料で読みたい人
  2. とりわけTL・BLジャンルの作品に深い関心を持つ人
  3. スマホの通信量を気にすることなく、高画質の電子書籍を楽しみたい人
  4. 普段から決済方法としてPayPayをよく使う人

DMMブックスとeBookJapanのうち、eBookJapanがおすすめなケースは上記の通りです。

eBookJapanは85万冊以上のラインナップのうち、5,000作品以上を無料で読むことができます。

特にTL・BLジャンルの書籍が非常に充実しているため、この手のジャンルを好む方であれば満足できること間違いありません。

また、業界トップクラスの画質に加えてダウンロード機能も備わっているため、主にスマホで電子書籍を見る方には特におすすめです。

「DMMブックスとeBookJapan」はこんな人におすすめ

DMMブックスとeBookJapanについて、ここまでの内容をまとめると以下の通りです。

DMMブックスeBookJapan
作品の総数
先行・オリジナル作品の数
ポイント還元率
表示画質
課金要求度の低さ
  • 表示画質や無料作品の多さを重視→eBookJapanがおすすめ
  • 作品数の多さやポイント還元率の高さを重視→DMMブックスがおすすめ

もちろん、電子書籍を比較する際は、作品数や課金周り以外にも様々な項目をチェックする必要があります。

以下より、DMMブックスとeBookJapanを10項目で徹底比較していくので、引き続き本記事にお付き合いください。

DMMブックスとeBookJapanを10項目で徹底比較

今回比較する項目、および各項目における簡単な評価をまとめると以下の通りです。

比較項目DMMブックスeBookJapan
①運営会社の安全性
②登録料・月額料
③初回特典
④品揃え
⑤セール・キャンペーン
⑥ポイント還元率
⑦対応デバイス
⑧利用できる端末数
⑨画質
⑩支払い方法

「〇」の数で比較すると、DMMブックスが6個、eBookJapanが5個と非常に拮抗しています。

しかし、両者とも力の入れどころが大きく異なるため、「どちらを選んでも大して変わらない」などと結論づけるのは早計です。

以下より各比較内容の詳細に触れていくので、どちらがよりご自身に適しているか、慎重に検討してみてください。

①運営会社の安全性

DMMブックスとeBookJapan、それぞれの運営会社の事業規模は以下の通りです。

運営会社の事業規模比較DMMブックスeBookJapan
運営会社DMM.comeBOOK Initiative Japan
従業員数1,890名(2023年1月時点)277名(2022年10月時点)
資本金1千万円10億円
親会社DMM GroupLINE Digital Frontier

DMMブックスは、国内最大手クラスのECサイト「DMM.com」が運営する電子書籍サービス。ビデオレンタル店から始まった企業のため、資本金はそれほど多くありません。

しかし動画配信事業で急成長を遂げ、今やグループ全体で年商3,000億円を超える巨大企業となっています。

一方のeBookJapanは2022年、運営会社がLINEグループに買収されたことで、経営体力が一気に強固なものとなりました。

ただし、LINE Digital Frontierは元々「LINEマンガ」を運営している企業。そのため、eBookJapan側の売上が落ちてきた際、損切りの判断は比較的早いと予想できます。

以上より、サービス終了のリスクを考えた場合は、DMMブックスの方が比較的安心して利用できることでしょう。

②登録料・月額料

DMMブックスとeBookJapan、それぞれの基本的な料金プランは下表の通りです。(※)クレジットカード決済時のみ

アプリ利用料金比較DMMブックスeBookJapan
登録料無料無料
ポイント料金1ポイント1円0円(チャージ機能なし)
ボーナスポイントチャージ金額の1%分(※)同上
無料作品3,700作品以上5,000作品以上

DMMブックスではポイントを1円単位でチャージし、電子書籍の購入に充てることができます。

クレジットカード決済ならチャージ金額の1%分、ポイントが上乗せされるため、特にキャンペーンがない時期でもお得な買い物が可能です。

それに対し、eBookJapanにおける「ポイント」は、書籍購入時にのみ付与されるオマケ的な存在。

チャージ金額に応じた割引の有無以前に、そもそもチャージ機能自体が存在しません。そのため、コスパの大小はその時々のキャンペーン内容に依存します。

結局のところ、課金時のお得感に関しては、初回特典や限定セール等を考慮しないことには比較できません。

しかし課金要求度の低さだけにフォーカスする場合は、無料作品数の豊富なeBookJapanに軍配があがるでしょう。

③初回特典

基本的な料金体系に大きな差が見られなかった、DMMブックスとeBookJapan。しかし初回特典に関しては、比較の余地もないほどの違いがあります。

DMMブックス初回購入時に70%OFFクーポン獲得(割引上限3,000円、有効期限7日)
eBookJapan初回ログイン時に70%OFFクーポン6回分(Yahoo ID使用時のみ、有効期限60日)

DMMブックスもeBookJapanも、初回特典として「70%OFFクーポン」を用意しています。

しかし、DMMブックスの方は割引に上限金額を設定しているのが大きなネック。まとめ買いで割引の恩恵を最大限受けるには、購入金額が1万円を超えないよう注意しなければなりません。

一方、eBookJapanのクーポンは割引額の制限がないうえ、有効期限内に最大6回使える優れものです。

また、一度は定価で利用しなければならないDMMブックスと異なり、eBookJapanの初回特典はログインだけで入手できます。

以上のことから、電子書籍を最初からお得に購入したい場合は、eBookJapanの方が明確におすすめです。

④品揃え

続いてはDMMブックスとeBookJapan、それぞれの配信ラインナップを見ていきましょう。

配信ラインナップ比較(2022年10月時点)DMMブックスeBookJapan
作品数87万作品以上85万作品以上
独占(先行)配信数4,500作品以上300作品以上

DMMブックスは、トータルの作品数こそeBookJapanと拮抗しているものの、独占(先行)配信に関しては圧倒的な数字を誇ります。

このうち先行配信が4,000作品以上を占めるため、話題の新刊を早めに読みたい人にはDMMブックスがおすすめです。

一方、eBookJapanは自社レーベルを立ち上げるなど、オリジナル作品に対して非常に力を入れているのが特長。

とりわけTLやBLといったカテゴリーが充実しており、これらのジャンルを好む人にとってはまさに宝の山といえるでしょう。

それでも、「より多くの人の需要を満たせるサービス」という観点で比較すると、やはりDMMブックスが勝ります。

⑤セール・キャンペーン

DMMブックスとeBookJapan、それぞれの主な限定キャンペーンは以下の通りです。

<DMMブックスの限定キャンペーン一例>

  • スーパーセール(大型連休などに合わせた最大70%ポイント還元)
  • ブラックフライデー(支払金額に応じた最大54倍のポイント還元率加算)
  • その他、キャッシュレス決済との連動キャンペーンなど

<eBookJapanの限定キャンペーン一例>

  • コミックフライデー(PayPay決済+Yahoo!プレミアム入会でポイント40%還元)
  • 曜日別キャンペーン(まとめ買い割引、第1巻限定のポイント還元など)
  • ジャンル別キャンペーン(対象ジャンルの一部作品を無料化)

DMMブックスの限定キャンペーンは、開催頻度の低さと引き換えに高い還元率を誇るのが特長です。

またDMMブックスでは、書籍を全額ポイントで購入した場合も、現金支払い時と同様にポイント還元を受けられます。

予めまとまった金額のポイントをチャージし、書籍の購入をキャンペーン実施時に限定すれば、かなりの数の書籍を実質無料で入手できることでしょう。

とはいえ、いずれのキャンペーンもある程度の課金が前提なため、若年層には少々ハードルが高いかもしれません。

対するeBookJapanの強みは、曜日別キャンペーンの存在により、ほぼ毎日何かしらの割引・還元を受けられる点です。

また、ジャンル別キャンペーンなどの無料対象作品に関しては、「実質無料」などではなく完全にタダで読むことができます。

圧倒的な開催頻度、および課金依存度の低さを鑑みると、eBookJapanのキャンペーンの方が優秀といえるでしょう。

⑥ポイント還元率

セール・キャンペーン欄で紹介した通り、DMMブックスは還元率の高さ、eBookJapanは還元頻度の高さをそれぞれ売りにしています。

また登録料・月額料の欄で言及した通り、大半の漫画アプリに搭載されている「ポイント還元つきのチャージ機能」が、eBookJapanには一切備わっていません。

以上より、ポイント還元率だけをみれば、DMMブックスの方が大きく勝るといえるでしょう。

⑦対応OS

DMMブックスとeBookJapan、それぞれにおけるデバイス別の対応OSは以下の通りです。

DMMブックスeBookJapan
PCWindows 8.1以上 / MacOS 10.12以上Windows 8.1~10
スマホ・タブレットAndroid 5.0以上 / iOS 13.2以上Android 6.0以上 / iOS 14.0以上

まずはPCについて。Windowsのバージョンの下限はどちらも同じですが、最新のWindows11に対応しているのはDMMブックスのみとなっています。

また、eBookJapanは2023年1月現在、MacOSに一切対応していません。

続いてはスマホ・タブレットについて。こちらはiOS・Androidともに、eBookJapanの方が1世代ぶん新しいバージョンを要求されます。

以上より、比較的古いデバイスで電子書籍を利用したい場合、DMMブックスの方が導入できる確率は高いといえるでしょう。

⑧利用できる端末数

続いては、「1つのアカウントで同時にログインできる端末数」をテーマに、DMMブックスとeBookJapanを比較してみます。

DMMブックスeBookJapan
同時利用可能な端末数無制限5台

DMMブックスは、同時利用可能な端末数に制限が一切ありません。これは電子書籍業界全体で見ても、非常に稀な仕様です。またGoogleやTwitterなど、連携できる外部アカウントの種類が豊富なため、DMMアカウントの作成自体もすぐに終わります。

一方のeBookJapanでは、アカウント1つあたり最大5台のデバイスに同時ログインが可能です。以前は3台まででしたが、多くのユーザーの要望を受けて2013年に5台となりました。今後もニーズ次第で、同時ログインをはじめとした様々な仕様が改善されていくことでしょう。

そして肝心の比較結果については、「どちらでもいい」というのが正直な結論です。無制限というワードは確かにインパクト抜群ですが、実際のところ5台も同時ログインできれば、「家族でアカウントをシェアしたい」などのニーズは十分に満たせます。

⑨画質

電子書籍において、画質の指標となるのはファイルサイズです。

この値が大きいほど紙面は綺麗に映りますが、そのぶんオンライン環境下での通信量も大きくなります。

そのため、通信量制限のあるスマホ等で電子書籍を読むには、オフライン視聴機能が欠かせません。

それではDMMブックスとeBookJapan、それぞれのファイルサイズおよびオフライン視聴の可否を見ていきましょう。(※)『進撃の巨人』1巻で比較

DMMブックスeBookJapan
画質(※)91MB150MB
オフライン視聴

上表の通り、同一の書籍で比較したときの画質はeBookJapanが大きく上回ります。

また、いずれのサービスもオフライン視聴に対応しているため、ファイルサイズが大きいことによるデメリットは特にありません。

よって画質を重視する場合は、eBookJapanの方がより良い読書体験を味わえることでしょう。

⑩支払い方法

DMMブックスとeBookJapan、それぞれで書籍を購入する際の決済方法は以下の通りです。なおDMMブックスに関しては、DMMポイントをチャージする際の決済方法も含めます。

<DMMブックス>

  • クレジットカード
  • デビットカード
  • プリペイドカード
  • 携帯キャリア決済
  • 口座振替(PayPal)
  • コンビニ支払い

<eBookJapan>

  • クレジットカード
  • デビットカード
  • プリペイドカード
  • 携帯キャリア決済
  • QR決済サービス(PayPay)
  • 口座振替(PayPay銀行・楽天銀行)

DMMブックスの大きな特長は、PayPalを用いた口座振替に対応している点。eBookJapanと異なり、登録できる口座に制限がありません。そのうえコンビニでの支払いも行えるため、カードの類をあまり使いたくない人にはDMMブックスがおすすめです。

一方、eBookJapanはQR決済サービス「PayPay」との連携に力を入れています。PayPayアプリ自体も頻繁にポイント還元を実施しているため、PayPayユーザーであればeBookJapanを利用しない手はないでしょう。

総合的に見ると、シンプルに支払い手段の多いDMMブックスの方が利用しやすいといえます。

まとめ:DMMブックスとeBookJapanを10項目で徹底比較

本記事では、DMMブックスとebookjapanについて10項目で比較しました。

内容をもう一度下記にまとめます。

比較項目DMMブックスeBookJapan
①運営会社の安全性
②登録料・月額料
③初回特典
④品揃え
⑤セール・キャンペーン
⑥ポイント還元率
⑦対応デバイス
⑧利用できる端末数
⑨画質
⑩支払い方法

どちらも素晴らしい電子書籍ストア。

用途に合わせて使い分けると良いでしょう。

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